1. 事業概要
2. 現状の業務フローと課題
| 業務 | 頻度 | 月間合計 | 課題 |
|---|---|---|---|
| 観光SNS投稿(Instagram/X/Facebook) | 目標は毎日だが実際は週2回 | 約6時間 | 担当者1名に依存、異動で引き継ぎ困難 |
| 観光パンフレット・HP更新の多言語化 | 年4〜6回 | 約8時間 | 外注すると1件5〜10万円、内製は品質が不安 |
| 議事録作成(審議会・委員会) | 月2〜3回 | 約10時間 | 録音→手打ち、1回3〜4時間かかる |
| 観光統計・報告書作成 | 月次+年次 | 約6時間 | Excelの集計+グラフ作成+考察を手作業 |
| 問い合わせ対応(電話+メール) | 日5〜10件 | 約8時間 | 同じ質問(アクセス・駐車場・イベント日程)が繰り返される |
| 移住相談の初期対応 | 月10〜15件 | 約5時間 | 定型的な質問への回答に時間を取られ、本来の相談対応に集中できない |
3. AI活用の提案
提案1: 観光SNS投稿の半自動化
現状: 担当者1名がネタ探し→撮影→文章作成→投稿。異動のたびにノウハウが消える
改善後: イベント情報をカレンダーに登録するだけでAIエージェントが投稿文+ハッシュタグを自動生成→承認後に自動投稿。自動化ワークフローを整備すれば異動しても引き継ぎ可能
提案2: 議事録の自動生成
現状: 審議会の録音を聞き直しながら手打ち(1時間の会議→3〜4時間)
改善後: 録音ファイルを保存→AIエージェントが自動文字起こし→要約・構造化→発言者ごとの整理、決定事項の抽出まで自動処理→指定フォルダに議事録を自動出力。担当者は確認・承認のみ
注意: 個人情報を含む会議は対象外。公開前提の審議会・委員会が対象
提案3: 多言語コンテンツの内製化
現状: 英語・中国語・韓国語のパンフレット・HP更新を外注(1件5〜10万円)
改善後: 日本語コンテンツを更新するとAIエージェントが英語・中国語・韓国語に自動翻訳→ネイティブチェック(ALT等)で最終確認。外注の半額以下で多言語化が回る
対象: 観光パンフレット、HP、案内看板のテキスト
提案4: 問い合わせ対応のFAQ+テンプレート化
よくある質問(アクセス・駐車場・イベント日程・ペット可否等)をAIでFAQページ化+メール返信テンプレート自動生成。将来的にはAIエージェントによる自動応答も視野に。
提案5: 移住相談の初期対応効率化(企画課)
AIエージェントが初期質問(家賃相場・学校・病院・交通アクセス)を自動検知→回答を自動生成→担当職員に承認依頼。職員は「この方に合った具体的な提案」に集中できる。
提案6: 農林課の補助金案内・農家向け情報発信
AIエージェントが補助金情報を自動読み取り→要件チェックリスト自動生成、農家向けメール・チラシの文案を自動作成。農林課のSNS(就農支援・地産地消PR)にも横展開。
4. 投資対効果(ROI)
40時間
月間削減時間
¥80,000
時間価値換算/月
¥6,000
必要投資/月
¥74,000
純効果/月
※公務員の人件費は民間より高く、時給2,000円(諸経費込み)で換算。多言語外注費の削減(年30〜60万円)を含めると実質効果はさらに大きい。
※住民個人情報は一切扱いません。公開情報・広報業務に限定した提案です。
5. 導入ロードマップ
1ヶ月目 — 観光課で試行
- Week 1: AIエージェント構築・データソース整備・セキュリティガイドライン確認
- Week 2: SNS投稿自動化ワークフローの構築・初期動作確認
- Week 3: 議事録自動生成の試行(過去の公開議事録で検証)
- Week 4: 効果測定
2ヶ月目 — ワークフロー拡張
- Week 1: 多言語自動翻訳ワークフローの追加
- Week 2: FAQ自動応答・テンプレート自動生成の追加
- Week 3: 他部署への説明会
- Week 4: 効果測定
3ヶ月目 — 横展開・最適化
- Week 1-2: 企画課(移住)・農林課への導入
- Week 3: 庁内AI活用ガイドライン策定支援
- Week 4: 効果測定・ワークフロー最適化・次年度計画